こんにちは
当ブログ管理人のこだま(@wptankentai)です。
アフィリエイターをやっていると、キレイに商品の写真を撮らないといけない場合はとても多いです。
実際にやってみると、【光】【色調】【構図】などなど、ほんとうに色々な要因が重なって出来上がる物だという事が分ります。
こんな方におすすめ
- アフィリエイトに使う商品のアップ写真をキレイに撮影したい人
- スマホだけで出来る簡単な撮影方法を知りたい人
- 自然な太陽光の下で撮影する方法を知りたい人
色々な知識を仕入れたいと思って、写真撮影の方法を紹介している本やサイトを見てもイマイチだったりする事多くありませんか?
ネットにあるアフィリエイトの写真の撮り方を見てみても、「専門的すぎ」たり「高い機材が必要」だったりする場合が多くて、初心者には難しいし、あまり参考にならないものが多い印象です。
なので、このページでは初心者でも出来る【スマホでの簡単な商品写真の撮影方法】を私なりに検証してみました。
使う機材はスマホ搭載カメラのみ。
目次
今回の撮影方法はこんな使い方に最適です
アフィリエイトで使う商品写真は、大きく分けて2種類あります。
- 【比較的アップで商品のみにフォーカスした写真】(今回紹介する方法)
- 【実際に使っている所を見せるための写真】
今回の記事で紹介するのは、①の【比較的アップで商品のみにフォーカスした写真】の撮影方法になります。
②の「実際に使っている所を見せるための写真」の撮影方法については次回紹介したいと思います。
この撮影方法は、「記事のサムネイル画像」や「商品パッケージの形状や色などを紹介する」のに最適な方法になります。
自然光で撮影する場合、実は天気がかなり大事
今日の天気は快晴。
五月晴れで、雲も少ない日です。
時間はちょうど午後12時半頃なので太陽は真上あたりにあります。
光は強めに当たるので、商品の色やコントラストなどもしっかり出そうです。
ポイント
私は写真に関しては素人なので専門的な知識から言う事はできません。
なので、これはあくまでも私個人の経験からくる印象ですけど、太陽の光はどんな照明よりも強い光で、太陽光で写真を撮ると「元気な写真」が出来上がります。
強い光がしっかり当たる事で陰影がハッキリ出るだけでなく、色調も自然に、より正確に表現出来ます。
光の当て方と角度が大事!
今回の撮影は、上の写真の窓際を撮影場所に選びました。
この場所を選んだ理由は、ウチの中でも比較的明るい場所だという事と、窓の際に段差が無く光が入るので、写真を撮りやすい事です。
ただ、こういう窓際にも問題があって、それは光はしっかり入るけど【逆光】になってしまうことです。
逆光になってしまうと商品自体が暗く、影になってしまいますので、通常は商品をハッキリ際立たせたいアフィリエイトに使う写真としてはNGになってしまうので商品の配置やその撮影方法は限定されます。
今回の撮影で使っているスマホは
今回は私が使っているスマホ「Apple iPhone XR」で撮影しています。
このiphoneについているカメラは2019年5月現時点では、特別高品質という訳でもなくごく標準的なもの。
なのであなたが撮影する場合とさほど差がでないと思いますので、参考にしやすいかなと思います。
今回撮影に使う商品
今回は手元にあった、【アテニアのナイトホワイトCC】という商品を題材に写真を撮りたいと思います。
このナイトホワイトは、キャップ部分が白く、ボトル本体が銀色です。
とても高級感があるボトルの銀色部分はメッキ処理が施してあり、下にいくほど青みがかったメタリックグレーにグラデーションがかかっています。
写真を撮影した際に、このボトルの【青みがかった銀色】が上手く出るかどうかがポイントかなと思います。
ボトルには白色で商品名が印字されていますが、場合によってはこの文字も飛んでしまい見えなくなってしまう場合があるので注意したい所です。
アテニア【ナイトホワイトCC】のボトルサイズ
大きさは小さめで、高さ10センチ程になります。
ボトルは太さ2.5センチぐらいでとても小さい商品です。
白いキャップ、銀色のボトルはくせ者
今回の対象の商品の【アテニアナイトホワイト】は銀色のメッキのガラスに白いプラスチック製のキャップがついているボトルです。
つるりとしたメタリックな銀色は反射が多く、周りの色の影響を受けやすいのが特徴。
暗い色の背景を使うと黒っぽく見える事が多く、赤の背景を使えば赤くなってしまいます。
また、白いキャップ部分は、背景の色と照明によっては「飛んでしまう」場合もあります。
逆光で撮った場合はこんな感じになってしまいます
逆光の場合は...
上の写真のように逆光になってしまうと、対象物にしっかりピントが合っていても【ボトルの文字が読めません】し、写真として暗い印象になってしまいます。
上の写真では、背景に外の景色が入っていますが、【洗顔用品】であれば洗面所やバスルームを背景にしたり、【ベッド用品】であればベッドルームを背景にすると良いです。
ポイント
紹介する商品を使用する場所をイメージさせる事が大事です。
中でも【商品ロゴ】は商品の顔なので「しっかり、はっきり」とアピールしたいポイントの一つ。
紹介する商品の魅力を伝えるには、その商品に合った場所で撮影することがとても重要なポイントになります。
逆光とは
逆光とは、カメラに向かって正面辺りから光が当たっている事を言います。
対象物の背後から光が当たる事で、対象物の正面が暗くなってしまうのが特徴です。
場合によっては【対象物のシルエットを強調する目的で有効】ですが、アフィリエイトで使う写真としては多くの場合適切ではないと思います。
床面に置いてみた
今度は床面に商品を寝かせてみました。
撮影時点では、光が上斜め75度くらいから当たっているので、商品全体に均等に光が当たっているのが分かると思います。
撮影時にはあまり意識していませんでしたけど、床面の木目(薄めの茶色)の色味が商品の色や形を浮き立たせてくれました。
注意ポイント
商品全体の周りにぼんやりと薄い影が出来ています。
特にボトルの銀色部分が、思ったよりも暗めに写ってしまったかなという所ですけど、とりあえず【使える写真】になっていると思います。
次に床面にA4の紙を敷いて撮影してみた
上の写真は、その前の写真と【全く同じ場所】で床面に紙をしいて撮影してみた物です。
時間差も数分ですので、太陽光の状態もほぼ同じなのに、だいぶ違った明度になっています。
なんだか暗く見えます。
実際に撮影する前は、もっと明るく、爽やかな印象になると思っていたのですが、実際に撮った写真をみるとなんだか【どんより暗く、グレーな色味】が出てしまっています。
白いキャップ部分の輪郭が一部背景と同色になってしまい、輪郭が分かりにくくなっているのが分かると思います。
(キャップの左側面が特に輪郭が分かりにくくなっています)
個人的に期待していた結果は、背景がもっと白く明るく、爽やかな印象の写真になる事を期待していました。
でも実際の結果は、「商品自体もなんだか暗く見える」のが不思議です。
上の写真はどんな感じで撮影したのかというと...
上の写真はこんな感じに紙を置いて撮影しています。⇩
まっしろな紙を床面に敷いた状態のわりには写真が暗めな印象。
アフィリエイトでの商品紹介に使う写真のポイントは?
アフィリイトで使う商品写真では、写真家が撮った写真とは違う点が要求される場合が多いと思います。
ある程度の【素人感】も必要ですけど、商品の色味は実際の商品と同じ様に見えないとダメかなと思います。
注意ポイント
例えば、実際の商品は真っ白なのに、写真ではグレーっぽく影になっているようでは、せっかくの商品の魅力である「純白」の持つ意味や魅力が失われてしまいますよね。
なので赤いものはその赤に忠実に、緑色はその緑色の印象を崩す事なく、そのままの明度を保った状態で写真に撮れているかをチェックしたいですね。
アフィリエイトで使う写真のチェックポイント
- 写真での商品の色味が実際に見ている色味は同じ?
- 写真全体がブログやサイトのイメージとマッチしている?
- 商品の細かいディテールまで表現できている?
- 【明るく、華やか、楽しい印象】はある?
①写真で商品の色味が同じように見えるかどうか
これはかなり大事なポイントです。
商品の持つ色には【意味】があります。
「さわやか」かもしれませんし、「元気」「美」「健康」など、その商品に合ったイメージの色を選定しているはず。
例えば【赤い商品】があるとして、その色味の赤に決定されるまでに試行錯誤を重ねているという事です。
商品を販売している会社は【その色味を使う事で売れる】【その色味を使う事で好印象を与える事が出来る】と判断している筈です。
そういう観点から、写真では出来るかぎり実物の色味を損なう事なく表現できているものを選ぶ必要があります。
注意ポイント
商品の持つ色味を変えてしまう事はその商品の売れる要素を削ってしまう事になるので、出来ればほぼ同じ印象になるような写真が好ましいと思います。
商品の持ち味を変化させる事なくそのまま伝えられる写真を掲載する事で、より確実な報酬発生に繋がりますので、かなり大事なポイントです。
②写真全体のイメージがブログやサイトとマッチしているか
[撮影した写真は、あなたが運営しているブログやサイトのイメージとマッチしていて良くなじむのが理想的です。
【よくなじむ】という表現では少し分りにくいかもしれないので他の言葉で説明します。
ブログのテーマカラーがピンクであれば、そこに掲載する写真にもそれにマッチした背景色を使うとか、女性の為の化粧品でしたら【柔らかい、やさしい感じがあるか】などを検証してみると良いかと思います。
逆に男性用の商品を紹介する場合でしたらそれに見合った色彩イメージを提供する必要があります。
注意ポイント
ほとんどの場合、【商品のテーマカラー】はその商品の需要や見込み購入者に合わせたものになっています。
なのでアフィリイターは商品そのものやパッケージをよく見て、その商品が伝えようとしているイメージを掴む事が大事です。
③商品のディテールや質感が表現されているか
商品の質感やディテールとは、例えば【ガラスのボトル】であればそれがガラスである事が写真から分かる事。
【布】であればその目の細かさなども分かるぐらい緻密な情報量があるか、などを指します。
今回のアテニアのボトルは始めに書いたように、キャップがプラスチックで、ボトルはメタリックな質感になっています。
注意ポイント
理想としてはこのボトルのサイズ感や重量感なども写真から伝われば良いのですが、そこまではアフィリエイトに使う写真では要求されません。
ただ、ボトルに印刷されている文字がハッキリ読める事と、ボトルの凹凸などの形状がしっかり把握できる写真である事が大事だと思います。
④【明るく、華やか、楽しい印象】を与える写真になっているか
写真に【明るさ、華やかさ、楽しさがあるかどうか】ってとても重要だと思います。
明るく楽しい印象はその写真を見た人にわくわく感をあたえてくれます。
この【ワクワク感】があるかないかであなたのサイトに訪問してきた人の購買意欲が高まるかが決まって来ると思います。
ポイント
実際に目で見ている物を写真に撮ると大体は暗めになってしまう事がほとんどです。
しっかり光を当てて撮影しましょう。
写真が暗いとその写真が掲載してある記事自体が【どんより】してしまうと、それを見た人の気持もゲンナリしてしまいますので注意です。
純白は純白に、深紅は深紅に、よどみなく表現されているのが理想です。
なので写真に【元気で華やかな印象があるかどうか】は必ずチェックしたいポイントです。
光の当て方を間違うとかなり暗くなってしまいます
光の当たり方によっては写真として見たときに商品が実際よりも暗く、どんよりと重くなってしまうのが難しい所です。
しっかり強い光が商品に当たってピントがその中心に合った状態にすると良いと思います。
ポイント
対象物を今裸眼で見ている状態を再現したくても、只単にそのまま写真にとった場合では実際よりも暗くなる事が多いです。
なので光がしっかりと「これでは明るすぎるのでは?」というぐらい当たっているのがちょうど良い結果に繋がったりします。
【実際に見ている色】と【写真の色味】は同じに見えるかチェック!
商品の写真を撮る時に、一番気にしたいポイントが、「実際に見ている色調と写真の中の色調が同じかどうか」というポイントです。
例えば、【赤】をテーマカラーに採用している商品があるとします。
赤と言っても暗めの赤から明るめの物まで、数百もの明度の赤があります。
それぞれの違った明度の赤には色が人に与える印象があります。
【あなたが紹介しようとしているその商品に使われている赤は、どの赤でしょうか?】
ポイント
赤ワインのような暗めの赤が伝えるメッセージには、【高級感】かもしれませんし、場合によっては【血のような、ちょっと怖い印象】かもしれません。
明るい赤がイメージさせるものは【元気】かもしれませんし、【情熱】かもしれません。
商品を開発販売している会社は、そういった【色の持つ印象】をうまく使う事で商品デザインに取り込んでいるはずです。
私達が目にする商品は、全て企画の段階から実際に商品化されるまで長い期間の試行錯誤を経て、【デザインや形、サイズ、色など】が決定されています。
デザイン、形、色、サイズそれぞれが、【これなら売れる】という結論に達した上で商品化されているとも言えます。
そんな理由から、私たちアフィリエイターは商品の持つ印象をそのまま伝える事が一番最良の紹介の仕方なのではと考えます。
【写真の商品の色味】と【実際の商品の色味】が同じ印象をもっているなら、商品紹介に使う写真としての役割はしっかり果たしていると思います。
やっぱり太陽は偉大!
自宅で商品を撮影する際には、【太陽光】を上手に使いたいですね。
太陽の光は家庭にあるどんな照明よりも強く照らす事ができ、対象物をハッキリくっきり撮影するのに最適です。
太陽光が使えない場所で撮影する場合は?
一部の美容商品のようにバスルームや洗面台で撮影した方が良い場合は太陽光は使えません。
そんな時はその場所にある照明を総動員して撮影するしかありませんが、それについてはまた違う記事で書いてみたいと思います。
アフィリイトの写真撮影には良いカメラは必要無いの?
せっかく写真を撮るのですから、やっぱり良いカメラが必要なのでは?
と思っている人は多いと思います。
私も以前は、ある程度しっかりした写真を撮影したい場合は『高級なカメラを持ってないとダメなのでは?』と思っていた事がありました。
もちろん本気のカメラマンになるとかプロとして写真を撮るとなるとしっかりした機材は必要だと思います。
でも、私がアフィリイトを何年もやってきて断言できる事は、カメラの質は【あまりアフィリエイトには関係無い】という事です。
写真家が撮ったような写真はそれは魅力がありますけど、アフィリエイトで必要な部分とは違っている事も多いです。
それよりも、自宅にある照明器具(電気スタンド)などを使って工夫する事で十分すぎる写真が撮れるのではと思います。
私はアフィリエイトで使う写真には【適度な素人感や生活感】など【実際に人の生活の中に商品がある感じ】が出ている事が大事だと感じています。
なので上で紹介したポイントを気にしながらもあまり完璧主義に陥らず撮影してみると良いかなと思います。